ホームへ全世界で300万部突破の感動作ついに7月刊行!

●『wonder』は、私にとって「勇気」の物語だったのですが、『もうひとつのwonder』は「信頼」がテーマだと思いました。 他人に対しても、自分自身に対しても、どんなにそうは思えない状況・人物でも、「善い事(行い)をする事が出来る」「善い人間になり得る」と信じる事、またどうやったら他の人と信頼関係を築けるのか、「信じる」とは何なのか、そういった事を教えられた物語でした。

紀伊國屋書店和書販売促進部 佐貫聡美様

 

●なんといってもジュリアン!『wonder』では、自業自得とはいえ最後にはみんなの輪からはじき出された彼。今回作者はそんな悪としての存在ジュリアンの成長をしっかり見せてくれました。なぜジュリアンがあんな態度をとってしまったのかも。ジュリアンの一面だけ見て悪と決めつけてしまったことはオーガストを差別してしまうことにもつながってしまうのではないかと深く考えさせられました。

八重洲ブックセンター 京急上大岡店 篠原純子様

 

●前作から変わらない「勇気」の物語だと思った。自分と向き合うこと、間違いを認めること、関係を築いていくこと。それはとても勇気のいることで、失敗したり時間がかかったりするかもしれない。だけどきっとやり直せる。登場するキャラクターはみんな自分自身の一部でもある。弱さやずるさも悩みも誰かと関わって変えることが出来たら、こんな素敵なことはない。オギーと仲間たちに背中を押してもらって、今、私の心は軽い。

文教堂二子玉川店 高橋様

 

●誰もが自分の物語をもっている。語る者と聞く者の間には記憶の交流が行われ、もうひとつの物語が綴られる。本当の言葉で伝えられる思いが心を開放させるときがある。この3人の物語にもそれが感じられた。相手を想うからこその言葉と、それが受け止められた時の共感。人間は良い者でありそうではない時もあり、それはどちらも等しい真実。自分自身が誰かに対して抱いていた気持ちは解ろうとすることで共通することばにできる。

ジュンク堂書店渋谷店 小林様

 

●今ここ、という場面で素直さと勇気の心を奮える3人がうらやましかった。 どんな失敗にも挽回の機会は必ずある。そこに飾りのないただの自分をハートごと投げ出せる、私もそうあれたらいいのにと思った。

大手書店児童書担当者様